Loan / Rejected
住宅ローンの審査に
落ちたとき
落ちた直後は、頭が真っ白になると思います。
ただ、審査は金融機関ごとに基準が違います。
一つ落ちたことは、どこも通らないという意味ではありません。
落ちた理由は、
教えてもらえません
「なぜ落ちたのか聞いても答えてもらえなかった」というご相談を、よくいただきます。 これは担当者が冷たいわけではなく、金融機関は審査の基準も落ちた理由も原則として開示しない決まりだからです。 審査基準そのものが各社の企業秘密にあたるためです。
つまり、理由を知りたければ、自分で調べるしかありません。 幸い、調べる方法はあります。
実際に多い8つの理由
当社がご相談を受けてきた中で、あとから原因が判明したものです。
- 他の借入れが多い
- 車のローン、カードローン、リボ払い、奨学金。年収に対する年間返済額の割合(返済比率)で見られるため、住宅ローン単体では足りていても、合算で基準を超えることがあります。もっとも多い原因です。
- 過去の延滞
- クレジットカードや携帯電話本体の分割払いが、うっかり数日遅れた記録が残っていることがあります。ご本人が忘れているケースが少なくありません。
- 勤続年数が短い
- 転職直後は、収入の安定性を判断しづらいと見られます。ただし、金融機関によって扱いが大きく違う項目でもあります。
- 雇用形態・収入の形
- 自営業、契約社員、歩合給の比率が高い方は、書類の見られ方が会社員と異なります。
- 健康状態(団体信用生命保険)
- 収入や信用情報ではなく、団信に加入できないために融資が受けられないケースです。落ちた理由がここだと、ご本人も予想していないことが多いです。
- 物件そのものの評価
- 再建築ができない土地、接道の条件、建物の面積など、物件側が理由のこともあります。この場合、ご本人の属性には問題がありません。
- 申込内容の食い違い
- 申込書と提出書類の数字が合っていない、借入れの記入漏れなど。信用情報を照会すれば分かるため、書き漏らしはかえって印象を悪くします。
- 年齢と返済期間
- 完済時の年齢に上限があるため、借入期間が短くなり、月々の返済額が基準に収まらないことがあります。
理由を自分で調べる方法
信用情報は、ご本人であれば開示を請求できます。
- CIC
- クレジットカードや割賦販売の情報。携帯電話本体の分割払いもここに載ります。インターネットで開示請求ができます。
- JICC
- 消費者金融や信販会社の情報が中心です。
- 全国銀行個人信用情報センター(KSC)
- 銀行からの借入れの情報です。
※いずれも手数料がかかります(1,000円前後)。金額と手続き方法は各機関の公式サイトでご確認ください。開示を請求したこと自体が審査に不利になることはありません。
取り寄せた書類は、記号の意味が分かりにくいと思います。 当社にお持ちいただければ、一緒に読みます。 どこがつまずきの原因になっていそうか、そこは時間で消えるものなのか、 それとも先に片づけるべきものなのかを整理します。
落ちたあとに、できること
順番があります。やみくもに次の銀行へ申し込むのは、いちばん避けたい行動です。
- 1 すぐに次へ申し込まない 申込の記録は信用情報に残ります。短期間に何社も申し込むと「よほど資金に困っている」と見られ、かえって不利になります。まず原因を特定してからです。
- 2 信用情報を開示して確認する 思い当たる節がなくても、一度見ておく価値があります。延滞の記録は一定期間で消えるため、「あと何か月待てば」が分かることもあります。
- 3 減らせる借入れを整理する 返済比率が原因なら、車のローンを先に完済する、カードの利用枠を下げるなど、打てる手があります。ただし手元の資金を使い切るのは危険です。
- 4 別の金融機関を検討する 審査基準は各社で違います。特にフラット35は勤続年数の要件が緩やかで、団体信用生命保険への加入も任意です。都市銀行で落ちた方が、地元の金融機関やフラット35で通ることは実際にあります。
- 5 借入額そのものを見直す 物件の価格帯を下げる、頭金を足す、ご家族と収入合算やペアローンを検討する。届かなかった額を無理に追うより、確実に返せる額に組み直すほうが、そのあとの暮らしは楽になります。
※当社は不動産の仲介であり、金融機関ではありません。審査に通ることをお約束することはできません。判断するのは金融機関です。
手付金はどうなりますか
いちばん心配されるところだと思います。 売買契約に「ローン特約」が入っていれば、 住宅ローンが承認されなかった場合に契約は白紙に戻り、手付金は返ってきます。 当社が仲介する契約には、原則としてこの特約を入れています。
ただし、特約には期限があります。期限を過ぎてからの解除は対象外になるため、 審査の見通しが怪しくなった時点で、すぐにお知らせください。黙って様子を見るのがいちばん危険です。
よくあるご質問
審査に落ちる人はどのくらいいますか?
正確な割合を示した公的な統計はありません。金融機関も公表していないためです。ただ、実務の感覚として「珍しいことではない」とは申し上げられます。落ちたこと自体を恥ずかしく思う必要はまったくありません。ご相談に来られる方の多くが同じ経験をされています。
事前審査は通ったのに、本審査で落ちました。
起こり得ます。事前審査は申告内容をもとにした簡易な確認で、本審査では書類と信用情報が詳しく照会されるためです。事前審査のあとに転職した、車を買った、カードを作ったといった変化が原因になることもあります。契約から引き渡しまでの間は、新しい借入れや転職をされる前に一度ご相談ください。
落ちたことは、次の審査に影響しますか?
「落ちた」という結果そのものは信用情報に記録されません。記録されるのは「申し込んだ」という事実で、これは通常6か月程度で消えます。ですから、少し間を置いてから、原因を手当てしたうえで申し込むのが現実的です。焦って立て続けに申し込むのだけは避けてください。
他の借入れを、申告しなければ分かりませんか?
分かります。金融機関は信用情報機関に照会するため、申告のない借入れはその時点で判明します。そして「隠した」と受け取られると、金額の大小にかかわらず信用の問題になります。正直に申告したうえで対策を立てるほうが、結果的に通る可能性は高くなります。
まだ物件を決めていませんが、相談できますか?
その段階のご相談がいちばん多いです。むしろ物件を決める前に、いくらまでなら現実的かを確かめておくほうが安全です。気に入った家が見つかってから通らないと分かるのは、いちばんつらい順番です。
Contact
まず、何が起きたのかを
一緒に確かめましょう。
落ちた通知を持ってきていただくだけで構いません。
原因の見当をつけて、次にやることの順番を整理します。
- ご相談は無料です
- 内容を外部に出すことはありません
- 物件が決まっていなくても大丈夫です